女王陛下のお気に入り
映画「女王陛下のお気に入り」を観てきました。
女王をめぐる二人の女の壮絶なバトル。
映画のバトルは脚色だけど、女王の寵愛の行方が英国を左右していたのは史実で、それが二大政党制を後押ししたことになったのが面白い。
モールバラ公爵夫人サラ・チャーチルがカッコよく、アビゲイルの成り上がりっぷりが痛快。
まさにバロック版「イヴの総て」。
アビゲイルの成功はほろ苦く、一番印象的なのは女王アンの孤独なのですが。
ジョン・チャーチル役、誰なんだろうと思ったらマーク・ゲイティスか。
サンディ・パウエルの衣装だけでも一見の価値あり。
エンドクレジットの均等割付が見づらかっのが残念。
そういうところで奇をてらうのはやめてほしい。
均等割付の不快さに気を取られてしまったけど、エンドクレジットで流れたエルトン・ジョンの「Skyline Pigeon」が良かったです。
サントラが配信のみで、既存曲を使用した場合、これもありかなと思う。
史実関係の予習・復習は「英国王室史話」、「英国の貴族」がお勧め。
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