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2019年3月14日 (木)

誰のための制裁か

ピエール瀧逮捕の一報を知って、最初に脳裏に浮かんだのは見られなくなるかもれない作品の一覧。薬物の影響を心配するのでなく。
自主規制の弊害きわまれりという感じ。
抑止力を理由にドラマの放送中止や映画の公開中止を支持する人もいるけど、薬物に手を出す人が「賠償金が発生するから」と思いとどまるものだろうか。
結局、本人よりも関係者やファンの受ける損害のほうが大きくて、誰が制裁を受けているのかわからなくなっている。
一視聴者としては、なんで一人のために見たいドラマや映画を見られなくなるわけ?と思うし。
抑止力や懲罰なら、別の方法を考えるべきだと思う。
一定期間社会奉仕とか、ギャラの一部を寄付することを義務づける、など。

とりあえず「いだてん」の撮影分は予定通り放送して欲しいです。
前例を気にするのなら黄金の日日の時も出演者が大麻で逮捕されているので同じ対応でいいと思う。

追記:
自主規制の必要性を強硬に主張する人の意見を見ていると、事件によって影響を受けた関係者への配慮が根こそぎ抜けている。
連帯責任を負わせることを「仕方がない」で済まそうとすることが腹立たしい。
また、そういう人に限って映画・ドラマ・音楽への思い入れも薄いしね。

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