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2019年5月 5日 (日)

サポート≠肩入れ

昨季からのフィギュアスケート男子シングルのことについて。
一度引退したベテラン選手がやり甲斐を求めて現役復帰すること自体はかまわない。
というか、技術を競う場で力を試したいという心意気は応援したい。
練習場所その他で「多少の」(若手の練習に支障を及ぼさない程度の)便宜を図るのもいいでしょう。
でも、本番の大会で怪しげな点を出すのはまったく別。
そんなのサポートではない。
さらに、特別強化指定するに至っては。
いずれも選手ではなくスケ連の問題ですが。

羽生の悪口書き込みバイトへの対応も後手後手で、スポーツ団体の頭の固さでモヤモヤするのは珍しくないけど、スケ連へのそれはちょっと特別。
頭の古さとか老獪さとも違う、組織としての未熟さへのモヤモヤ。

スケ連(フィギュアスケート)への不信感は古くはトリノ五輪の前あたりから。
あの時の安藤美姫への取材の過熱ぶりは、連盟からマスコミに釘を刺すなりして然るべきだと思ったけど、ほとんど何の対策も取らなかった。
その後も、世界選手権で一人の選手だけに集中してほかの選手のケアを疎かにしたり。
選手を守ることも連盟の仕事の一つだと認識していたけど、今に至るまでスケ連の人たちはそういう認識ではなさそうに思える。
興業の要素が多い分、他のスポーツ団体よりも社会慣れしていて良さそうなものなのに。
スピードスケート出身とはいえ、会長は国会議員だし。

ベテランの強化指定に話を戻すと、地区大会から全日本までベテランに勝てなかった若手が情けないという見方もあるけれど、技術点で負けたならともかく、技術点では若手が優っていたわけです。
それも1点2点の僅差ではなく。
それを覆したのがPCSだったわけだけど、ではベテランのスケーティングがそこまで素晴らしかったかといえば疑問が残るわけで。
全日本のSPはともかく、FSに関しては少なくとも10点以上の差がつくほどではなかった。
ベテランの本気の演技はみたいけど、こういうことをしているとベテランが挑戦し難くなってしまうと思うのです。
スケ連は選手へのサポートとは何かを考え直して欲しいと思う。

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