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2019年6月16日 (日)

スケ連と忖度メディア

フィギュア高橋大輔 世界再挑戦へ!まず体絞る「普段から気をつけないと」

この時期に「まず体絞る」にはちょっと驚いたものの、前にも書いたとおり、選手が現役として試合に挑戦するのは自由だと思う。
勝つために真剣に挑むのも、自分探しの一環でも、思い出づくりでも、それは自由。
問題は連盟とマスメディアの対応です。

連盟の「特別扱い」への不信感も強いけれど、それがまかり通っているのはメディアのフィギュアスケートの報道がいい加減なせいもあると思う。
昨季の男子シングルについては、知らない人たちが報道だけを見ていたら、全日本の二位に入る→世界選手権への出場決定→辞退→若手に権利を譲った、と勘違いしても仕方がない。
でも、国際大会に出場してミニマムスコアをクリアすることが必要だと報道されていたら、世間の見方も違っていたはず。
そして、それを報道したところで誰も困ることはない。
選手は然るべき努力すれば良かっただけ。

せっかく試合中継でもTESカウンターを表示するようになったのだから、国際大会の出場資格等のルールについても、もっと詳細報道してほしい。
ちゃんと報道されていたら、安易な若手批判も防げるし。

スケ連会長の橋本聖子議員が現役時代にベテランの域になっても五輪に挑戦し続けたことに対しては、一部で批判する人もいた。
でも、スピードスケートは言うまでもなくスピードを競う競技で、その選考大会で若手に勝ったのだから、これは文字通り「乗り越えられない若手がふがいない」という状況だし、テニスで復帰した伊達に若手が負けたことも然りで、こういうケースで若手の不甲斐なさを批判するのはわかる。
フィギュアスケートには実績を加味する演技構成点があるので、若手もベテランも同一条件で戦うスピードスケートやテニスとは同列には語れないけれど、技術点の基準は設けられているのだから、メディアはそのことをきちんと記事にするべき。

演技構成点については、いろいろ思うところがあるけれど、一概にこれを排せばいいかといえば、そうもいかない。
技術点のみの勝負にすると、フィギュアスケートを見る楽しみが大きく損なわれることになるので。
個人的には、実績を加味するのをやめて、体操のEスコアと同じ扱いにするのが一番すっきりすると思う。

出産後の安藤美姫が復帰した時は、連盟がいろいろ条件を付けた中に技術点も含まれていて、メディアもそのことを記事にしたりしていた。
安藤は出された条件をしっかりクリアした上で全日本に出場したわけです。
高橋大輔の復帰に際しては技術的な条件が提示されなかったのも疑問だし、メディアの報道ぶりも疑問。
こういう時、メディアは頼まれなくても「クリアすべき条件は~」と記事にするのに何故スルー?(浅田真央の時もスルーしていたけど)

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