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2019年7月

2019年7月22日 (月)

嘘に対する過敏な反応

嘘を糾弾することを正義と信じて疑わない人は昔から一定数いた。
嘘にもいろいろあって、悪意のある嘘から、切羽詰ってうっかりついてしまった嘘、はたまた人を傷つけないための嘘もある。
でも、嘘に過剰反応する人は、それらを全部一括りにして言い募る。
全部本当のことを言わなかった、くらいのことや、月日の流れで言動に矛盾が生じてしまった場合も「嘘をついた」と決めつけたり。
実社会でも時々厄介だったのが、ネットができたことでエスカレート。
某80年代アイドルのブログに誹謗中傷の書き込みをして書類送検された人も、そんな感じだったのかなと思う。

で、吉本芸人の闇営業問題。
反社会的な会合に迂闊に顔を出したこと、「お金をもらっていない」と嘘をついたことが悪いのは大前提です。
それはそれとして、事務所は何をしていたの?というのが素朴な疑問だった。
実際、所属の芸人たちからも会見すべきという声も出ていたし、会社の責任ある地位の人が一緒に出てきて、嘘をついたことも含めて謝罪して、一定期間謹慎すれば収束しただろうこと。
よくネタにされているピンハネがまかり通っているのも、こういう時のためのマネージメント料のはずでしょ。
それなのに事務所にタレントを守る動きが一向に見られないことが不思議だった。
その挙句に契約解除のニュース。
さらにスポーツ新聞が出所の疑わしいタレントを一方的に悪者にする方向の記事を出したりしているし。
二人の会見は「事務所が仕事をしなかった経緯」がいろいろ腑に落ちたので、たぶんおおむね本当のことを言っているのだろうと思ったのです。

繰り返すけど、道義的には芸人たちも悪い。
でも、犯罪ではないし、ここまで追い詰められるほどのこととも思わない。
それよりは事務所及び事務所の弁護士が仕事らしい仕事をしなかったこと、今の時代にコンプライアンス無視していることのほうが気になる。

追記:
悪意のある嘘=詐欺師、切羽詰まった保身のための嘘=宮迫他、と解釈しています。
なお、ゴシップ誌が間違った記事を出した場合も、「他者を貶める悪意のある嘘」と言えるけど、なぜかあまり問題になりませんね。
芸人たちのやったことの違法性は、ダフ屋からチケットを買うことと同程度だと思う。
どちらも好ましくはないけど、罪には問われない。
で、吉本興業への批判は企業としてのコンプライアンスの問題。
会長が「契約書を作るつもりはない」と断言した時からあきれていた人が多かった。
社長の会見がそれに追い打ちをかけたけど。
ところで、契約書って金銭の配分だけが記載されるわけじゃないんだけど、芸人たちはわかっているんだろうか。

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