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2019年8月 4日 (日)

この世界の片隅にと新しい地図のこと

NHK総合で放送された「この世界の片隅に」を視聴。
積極的に見るジャンルの映画ではないんだけど、でも、記憶に残る、そして残すべき作品だと思う。
そして、「のん」に演技の場と「能年玲奈」の名前が戻ってきますようにと心から願わずにはいられません。
「あまちゃん」における魅力は、演技よりは個性によるところが大きかったんじゃないかと思っていたけど、この映画を見て、彼女の作品の理解力と表現力の素晴らしさをしっかりと認識しました。
うん、女優なんだと。

それから、新しい地図のこと。
そもそもアイドルとかグループへの思い入れはないほうなのでSMAPのファンじゃないし、強く思い入れているメンバーはいない。
ただ、「スマステ」と「ぷっスマ」は視聴習慣に入っている番組だったから打ち切りは残念だったし、不可解でもあった。
視聴率も悪くなかったはずだから。
スマステで紹介されたグッズはいくつか買ったことがあるし、月イチゴローの辛口映画批評は好きだった。
稲垣吾郎はスマップの解散騒ぎより前から、映画やドラマの脇で悪役を演じるようになっていて、俳優としてはアイドル脱却に成功していたから普通に需要があったはず。
なんだかんだと新しい地図の三人は「どちらかといえば比較的好き」かな。

マツコ・デラックスの毒舌の面白さは常識に裏打ちされたものだけど、エンタメ全般の知識や鑑賞力はいまいちだというのは以前から感じていたこと。
自覚しているのか、これまでその関連の発言は少なかったけど(好きな映画等について話しているのを聞いたことがない)、元スマップ三人についてのマンパワー云々の発言が本当だとしたら余計なことを言ったもんだと思う。
そういう言い方されると「比較的好き」くらいでも俄然擁護したくなるし。
「友だちだから味方する」とでも言ったほうがマシだったと思う。

東スポがこのところ立て続けにジャニーズ事務所と吉本興業寄りの記事を掲載している。
吉本興業の会長は誓約書の話が出てきてしまった今、反旗を翻した芸人を干している余裕などあるんだろうか。
メディアも、事務所に忖度した記事を書くよりも、誓約書の件をもっと追求するべき。
それにしても、東スポがここまであからさまに「壁」側に立つようになるとは思わなかった。
以前は「卵」側とは言わないまでも、意表をついて笑える記事を書いていたのに。
東スポ伝説は今は遠くなってしまった。

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