« 2020年9月 | トップページ | 2020年11月 »

2020年10月

2020年10月12日 (月)

象牙の塔と桜を見る会

学術会議の任命拒否の件、関係者及び擁護派の人たちがヤブヘビをつつき続けているのはなんなのだろう。
任命拒否の理由をって、思想的に問題があるとか実績が伴わないとか、敢えて首相の口から聞きたいんですかね。
そうこうしているうちに6名の問題から学術会議そのものの存在意義の話になってきているけど。

直接関連があるわけではないけれど、学術会議の件で思い出すのが桜を見る会のこと。
学術会議への批判は主として思想的な偏りや活動内容に疑問からだけど、「公金で自分よりいい思いをするのが許せない」という嫉妬心も皆無ではない、と思う。
でもメディアも野党もそこを指摘して学術会議を擁護することはできない。
桜を見る会が大騒ぎをする対象でなかったことが露呈してしまうから。
人選の甘さや会計のルーズさはあったにせよ、首相の親睦会自体は否定すべきものではないし、参加費を払っても自国の首相に会いたいというは無邪気ではないですか。
政府を罵倒したわけでも他国に技術協力したわけでもない。
問題点を修正すれば済んだはずのこと。
それが大事になったのはメディアが妬みの感情を煽ったから。
学術会議の問題点はもっと根本的なことだし、その手は使えない。

例によって映画関係者が声明を出したけど、例によってなんか勘違いしている。
愛知トリエンナーレの時もそうだけど、税金を使っている以上フリーハンドにはしませんよというのが学問や表現の自由も侵害になるのか。

https://news.yahoo.co.jp/articles/6fbe285022017a05ff807407157e6a6f8843d9a0
映画関係者が緊急声明 日本学術会議への人事介入問題で

いわゆる「リベラル」の人たちは自由を声高に叫ぶわりに既得権を守るには必死だし自分と信条が違う人たちの権利や自由には不寛容だよねといつも思う。

| | コメント (0)

アコースティックソロライブ2020

杉山清貴のアコースティックソロライブに行ってきて二週間が経過。
今のところ感染の連絡は来ていないので感染なしと考えてよいのではないか。
良かった。
杉山清貴のライブは8月にはビルボードライブ横浜のHalf & Halfに行っているけど、高瀬順のピアノを聴くのは本当に久しぶり。
この人のピアノは好きだわと改めて思った。
一日2回公演になって、アーティストは大変だろうけど、座席の前後左右が空いているのは快適。

選曲も好きだし、歌も演奏も素敵だった。
一点、MCで反戦に絡めて一言政治家批判を入れた以外は。
安易な政治向きの発言は興覚めするので控えてくれないかな。
特に物議を醸すような過激なことを言ったわけではなく、いつもの発言ではあるんだけれど、近代の戦争って政治家のせいだけで起こったわけではないし、コンサートの興趣を殺ぐリスクを冒してまで口にしなくちゃいけないことだったかなと思う。
批判するならもうちょっと歴史を勉強して欲しいし。

ともあれ、それ以外、特に「Reunited」とHalf & Halfの新アルバム制作のエピソードは面白かったです。
オリジナル曲について南佳孝が結構ダメだしをしていると聞いてGJと思いました。
作りこんだタイプには良曲があるけど、「頭に浮かんだメロディが名曲」のソングライターではないと思うので、このところのシンプルすぎるオリジナル曲には結構失望することが多かった。
南佳孝がダメだししているのなら往年のカッコいい曲を期待できるかなと。
カバー曲の収録が少なくなったのは残念だけど。

| | コメント (0)

パンデミックの文明論

ヤマザキマリと中野信子共著の「パンデミックの文明論」を読みました。
対談なので読みやすい。

一番興味深かったのがイタリア人は感染症に神経質で、薬局でインフルエンザワクチンを購入して家で注射するということと「スペイン風邪のトラウマ」というくだり。
武漢ウィルスによるイタリアの医療崩壊はてっきり無頓着なせいだと思っていた。
でもそうではなく、イタリアでは家庭レベルでスペイン風邪の記憶が今も色濃く残っていて、そのトラウマも強く影響しているという。
日本人はスペイン風邪の記憶から手洗い・うがい・マスクが定着したけど、「え、トラウマがあるのにマスク拒否なの?」と思うけど、
ほんとに国や人によって違うんだなーとしみじみ。
怖いけどマスクもうがい手洗いもしない、でも怖いから病院には行き病床が逼迫する、と。
欧州の人がマスクを忌避するのはペスト流行時のカラス型のマスクの影響などもあるのだろうか、なんて思ったりした。

http://planet-b612.air-nifty.com/map/2020/03/post-535475.html

 

| | コメント (0)

« 2020年9月 | トップページ | 2020年11月 »