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2021年3月21日 (日)

文春はブレインストーミングを知らないのか

五輪開閉会式総合演出統括責任者の容姿侮蔑提案云々の件。

最初にこのニュースを知った時は「まだこんな発言をするのか」と思ったけど、よくよく聞けば1年前の、それもブレーンストーミングのさらに叩き台過程の内輪向けの提案。
会議に出した正式な提案ですらない。
侮蔑的な発言をしてはいけないというのは正論だけど、それ以上にこういう内輪のことがいちいち週刊誌に流れてしまうことが気持ち悪い。
リークしたの、そのLINEのグループにいた人でしょ?
反対なら週刊誌に売らないでその場で本人に言えよ。実名を出して。
内部のリークではないとしたらLINEのセキュリティに根本的な欠陥があることになる。
(LINEは別件で大問題になっているけど)
そして記事にした文春にも呆れた。
文春だって企画会議と、そのためのブレインストーミングくらいするんだろうに(それとも、しないのか?)
オリンピッグはないよなーと思うけど、そういうのも含めてブレインストーミングだし、叩き台の段階で躊躇や忖度したらブレインストーミングにならない。ブレインストーミングができなくなると良いアイデアも出なくなる。
重箱の隅をつつくような報道のせいで世の中の動きが止まることも大いに問題。
フランスのシャルリー・エプドの風刺画が表現の自由の範疇を超えていることもそうだけど、報道の自由も無制限じゃない。
しかも今回のことで実名をだされたタレントも迷惑を被っていて、ほんとに誰得って感じ。

文春はスクープを取る前に記者の基本的な日本語力の向上を図るべき。
勝谷誠彦以降、文章で読ませる記者が出ていない。
文章ではなく調査力を売りにしたいのなら、いっそ調査会社にでも転身したらどうだろう。

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