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2021年6月15日 (火)

根拠が薄弱

緊急事態宣言が解除になったとしても、毎日の検温・手洗い・三密回避・消毒は続ける。
それはワクチンを接種したとしても同じ。
コロナはただの風邪とは思っていないし、軽症でも感染したくはないから。
味覚障害と嗅覚障害は出来得る限りなりたくない。
それはそれとして、政府が飲食店の酒類提供禁止に拘る理由に呆然。
ここまで引っ張るなら相当な理由があるのかと思っていたのに↓これですよ。

https://news.livedoor.com/article/detail/20350950/ 

政府は11日、酒類ありの会食の長さは平均約2時間で、酒類なしの約1時間の倍になるとの調査結果を発表した。西村康稔経済再生担当相は同日の記者会見で「お酒の入る会食は時間が増え、新型コロナの感染リスクが高まる」と注意を呼びかけた。
(中略)
「複数人での会食時間が長いほど飛沫(ひまつ)による感染リスクが高まる」と指摘する。


858人のアンケートの信頼性もさることながら、お酒と会食の時間の関連性はあるとして、コロナとの因果関係の説明には全然なっていない。
時間が長くなることで感染リスクが高まるなら「時間」を制限すればいいじゃないですか。お酒ではなく。
時間と人数が問題なのに、飲食店の酒類提供だけを問題視しているのがそもそも変なんですよ。
ホームパーティも会社の会議室の飲み会もバーベキューも問題になり得るし(というか、既になっている)、前から言っているけど酒類提供禁止をするくらいなら、その前に集会禁止をしろと。
分科会の中に「単なる酒嫌い」がいるんじゃないかとさえ思ってしまう。

酒類提供禁止が続くことそのものもいやだけど、無茶な規制を続けることへの反動で本来守るべきことまで守られなくなるのも怖いです。
今、解除の話し合いをしている人たちはそのことをきちんと認識したほうがいいですよ。
いえ、認識してください。

それと、規制にはウンザリしてはいるけれど、緊急事態宣言下でお酒を提供しているような店では飲酒も飲食もしたくないという気持もある。
そういうお店は感染対策もいい加減だろうから。
きちんと感染対策(入店時の検温・アルコール消毒・アクリル板設置・ソーシャルディスタンス等)をしている店で美味しい料理とお酒を楽しみたいのです。

お酒を飲んだらウィルスに感染しやすくなるとでもいうのなら考えなくもないけど、もしそうなら飲食店での酒類提供禁止ではなく、全面禁酒にしないと意味がない。
飲酒とコロナ感染に直接の因果関係がなく、集会禁止さえしないのなら飲食店の酒類提供禁止を続ける意味も根拠も微塵もない。
会食時間が長くなることを防ぎたいなら、利用時間制限等の対策を講じて酒類提供禁止は即刻解除すべし。

ちょっと図にしてみた(修正しました)。
集会禁止または集会の人数制限なら飲食店の大人数の宴会はもちろん、ホームパーティもバーベキューも網羅できるけど、「飲食店の酒類提供禁止」は飲食店しか制限できない上に、少人数で静かにお酒を楽しむ人まで巻き添え。
三密にも飛沫にも効果の低い、ほんっとにいいことない対策だと思う。
Photo_20210618090401 

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