クーリエ:最高機密の運び屋
キューバ危機をめぐる情報戦の内幕(の一部)を描いた作品。
「カンバーバッチでスパイもの」という軽い気持ちで観に行ったけど、予想をはるかに超えて面白かった。
映画の初め「ベネ様、肥った?」と思ったけど、物語が進むにつれて、それが安定した生活を送る中年男の役作りだったとわかりました。
後半のルビヤンカの場面との対比が凄い。
時代としては「ブリッジ・オブ・スパイ」の後日譚という感じだけど、物語はずっと苦くて、何故こんな危険なことをするのだろうと思うけど、核戦争への危機感がものすごく身近なものだったのだろうと解釈した。
映画では友情と核戦争への危機感と描かれていたけど。
最近はマスメディアの警察気取りには腹が立つことのほうが多いけど、メディアの監視があることで拘束された人の虐待が抑制されるなら意味があるかもしれないと、この映画を見て思ったりした。
メディアの監視などモノともしない国には効果がないけど。
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