ツィメルマンのリサイタル
またショパンのピアノソナタ第3番を弾くということで、ツィメルマンのリサイタルに行ってきました。
彫刻を刻んでいるかのようなバッハ、甘美なブラームス、情熱的なショパンを堪能。
前に聴いた時のショパンは緻密で端正な印象だったけど、今回の演奏は勢いを感じて、それも好き。
音響は今一つだけど弾いている姿はよく見える席だったので、指揮するみたいに片手を動かしたり、音色の微妙なニュアンスを出すためにピアノにつかまったりする動作などが見られて楽しかった。
クラシックのコンサートで凄いなと思うのは、観客の拍手が「これから演奏始めるよ」という絶妙のタイミングでスッと静まること。
会場全体が演奏を聴くことに集中している感じで、クラシックの聴衆が作り上げた文化っていうのか。
気楽に聴けるライブもそれはそれで好きだけど。
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