スポーツと個人と国と
ウクライナ侵攻以前、北京冬季五輪女子フィギュアシングルのドーピング問題の時点で、ロシアの選手や元選手たちの反応には違和感が拭えなかった。
ロシアではなくROCとしての五輪参加になったのは国家ぐるみのドーピングが原因なわけで、15歳のワリエワを擁護するのはいいけど、ドーピングに言及しないのは違うだろうと。
スポーツに対する意識とか取り組みが他の国々と違うのかなと思った。
「生活がかかっているらしい」ということは薄っすら知ってはいたけれど、いわゆる西側が考えるスポーツマンシップとかアマチュアリズムの意識が希薄に感じる。
https://news.yahoo.co.jp/articles/713b12bbb8f5e96ce7e3dfbab0b1da0d146e614d
ロシアのスキー3冠選手がソ連時代のウエア着用 インスタに批判殺到「非常識だ!」
ソ連崩壊は国民が望んだことだったし、格差はあるだろうけど、国民の多くはソ連時代よりも今のほうが幸せなはず・・・と思っていたけど、スポーツ選手や芸術家は優遇されていたから、ソ連時代にノスタルジーを感じる人もいるんだろうか。
CCCPのウェアってレトロ趣味にしてはメッセージ色が強すぎる。
ソ連時代回顧なんて、ロシアの傘下に入ることがウクライナにとって得ならウクライナだってそうしていたかもしれないけど、そうじゃないから今の事態になっているわけで。
で、これはこれで料簡違い。
https://news.yahoo.co.jp/articles/397fab3c46a979c9c6936807e3f149cec54969cf
ウクライナの女子テニス選手がロシア勢に苦言「誰も会いに来ない。謝りもしない」
国名をコールされるような大会からのロシア除外は致し方ないとして、個人資格で出場するATPやWTAの大会に出場する選手に国家のことを負わせるのは酷。
ロシア人選手はロシア代表として出ているわけじゃないし、このウクライナの選手もウクライナの代表じゃない。
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