嘘は罪、嘘の罪
通常、他人を嘘つき呼ばわりする人にはちょっと警戒心を持っている。
事情の如何に拠らず嘘は叩いて良いと思っている人たち。
そういうタイプの人の言う「嘘」の中には、ちょっとした善意の嘘とか話を盛ったこととか「言いにくかったから言わなかった」とかが含まれたりする。言いにくいことを言わずに済ませただけで嘘つき呼ばわりされてはたまらない。
だからといって嘘をついてもいいというわけでは決してなく、悪意の嘘はもちろん許せないけど。
で、ジョニー・デップとアンバー・ハードの裁判のこと。
暴れてホテルの備品を壊して弁償した話は聞いたことがあってもDVの話はなかったので、よほどアンバー・ハードとは相性が悪いのかと思っていたら、相性が悪いのはその通りとしてハードへのDVは嘘だったことが明らかになりつつある。
痣かくしに使ったという化粧品が、その時点で販売されていなかったことからいろいろ解けてきた感じ。
ちょっと「杉の柩」とかペリー・メイスンみたいな展開です。
ついでにアンバー・ハードの演技力への疑問とか、大作映画出演の裏とかもポロポロと。
慰謝料をせしめたところで止めておけばよかったのに、何故嘘をついてまでジョニー・デップを貶めようとしたのか、アンバー・ハードみたいな人ってほんとに意味不明。
ジョニー・デップのグリンデルヴァルトが見られないのは返す返すも残念だし、ゴシップの影響で「MINAMATA」が地味な扱いになったことももったいなかったと思う。
追記:
ジョニー・デップ勝訴。実にめでたい。思わず祝杯をあげちゃってくらい。
ジョニー・デップに自業自得な部分はあったにせよ、それは慰謝料をふんだくられた時点で終わっていると思うのですよ。
泥沼離婚の過程で報道された浪費についてもアンバー・ハード以前にはなかったこと。
一般人レベルからしたら贅沢はしていただろうけど、破産云々の話はなかったから。
以前、借金地獄だった時のニコラス・ケイジの借金に救いの手を差し伸べたなんて報道もあったくらい。
この件で、ジョニー・デップのファンは当然デップの味方をするし、アンバー・ハードのファンもしくは支援者がそっち寄りになるのもわかるけど、「公平な立場で発言しようとする人たち」がよくわからない。
つまり、この件以前は2人に興味がなかったってことですよね?
それから、ネットにジョニー・デップを「ディップ」と書く人たちも謎。
外国人の名前は、読み方によってカタカナ表記が変わることはあるけれど、ジョニー・デップについてはデップ以外で報道されたことはないし、スペルも「Depp」なのだから「ィ」が入る要素はない。「ィ」を入れるのがカッコいい、みたいな感じなのだろうか。
そういえばジョニー・デップ勝訴のAFP=時事の記事が、アンバー・ハードが「悲観に暮れている」と書いていたけど、暮れるのは悲嘆。
意味や成り立ちを考えず、うろ覚え(うる覚えっていう人いますね。「うる」ってなんだ?)で言葉を使ってしまう人というのもよくいるけど、記者やライターには向いてない。
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