« シン・ウルトラマン | トップページ | ゴシップが先か知名度が先か »

2022年6月 5日 (日)

鋼の錬金術師 完結編 復讐者スカー

山田涼介のエドとディーン・フジオカのマスタングのキャスティングは「有り」と思いつつ、不安要素もあって行かなかった前作。
今回は映画館の予告を見て、ちょっと良さそうと思って行ってきました。
シン・ウルトラマンを二回観た余波で、上映回の多い一週目に行くことが出来ず、レイトショーの設定がなくなっていたけど、レイトショー回が復活したので無事見ることが出来ました。

今回は原作にかなり忠実で、何より俳優陣の演技が良かったです。
声以外は誰だかわからないアームストロング少佐をはじめ、シン国組は全部良かったな。
特に黒島結菜のランファンがほんとに原作のイメージ通り。
ハボックとかブレダもかなり原作に寄せている。
ホムンクルスたちも、本来トンデモなキャラクターなのにリアリティがありました。
本郷奏多のエンヴィーなんて、あのビジュアルで違和感ないって凄いです。
内山信二のグラトニーも不気味だったし。
そうそう、キンブリー(山田裕貴)も突き抜けた感があった。

俳優陣は総じて良かったんですが、ちょっと残念だったのがウィンリー。
典型的な少年漫画のヒロインを実写で演じるというのはハードル高いものだし、ビジュアルはクリアしているのです。
でも、シリアスな場面の演技が微妙。
いや、ちゃんと演じているんだけど、彼女だけ浮いて見えるんですよね。他のドラマでも。
ホークアイの蓮佛美沙子はビジュアルのイメージに疑問があったけど、映画の中ではだんだんホークアイに見えてきた。

アメストリスの街並みとか錬成シーンも良かったけど、エドとホーエンハイムがトリシャのお墓からピナコの家まで歩く場面の道端の植生に日本感が強かったのがちょっと残念。
セイタカアワダチソウって外来種だけど、今や日本の風景の一つなんだななどと思ったりした。

なお、山田涼介の沖田総司と鈴木亮平の近藤勇は見たかったものの、「燃えよ剣」は原作への思い入れが非常に強い小説であり、土方とお雪のイメージが違うために見ていないです。

|

« シン・ウルトラマン | トップページ | ゴシップが先か知名度が先か »

映画(邦画)」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« シン・ウルトラマン | トップページ | ゴシップが先か知名度が先か »