心の闇、心の隙間
宗教・信仰には基本興味がない。
でも、キリスト教と仏教のおおまかな教義みたいなものは知識としては知っていて、歴史や建築様式への興味があるから神社仏閣や外国の教会に行くのは好き。
(仏式なら)お葬式に数珠を携行するくらいはするし、冠婚葬祭の様式は尊重する。
でも、まあ、それだけのことです。
カルト宗教の勧誘には不愉快な思いをした経験もあるし、強引な勧誘や献金の強制などはどんどん取り締まればいいと思う。もちろん霊感商法も。
心が弱ったところに近づくのは卑劣だし、脅迫めいた教義は大問題。
ではあるけれど、取り込まれてしまう人の中にはそれを必要としてしまう人も一定数いるんだと思う。
もっと穏やかな、ぼったくったりしない既存の宗教から手を差し伸べられたとしても、物足りなくて過激なほうに近づいてしまうような。
より強い薬を求めてしまう、そんな感じ。
そういう人たちをどうやって救えばいいのかが問題で、教団をつぶすだけでは解決しない。
カルト宗教による被害者救済を本気で考えるなら、今の報道は少しピント外れな気がしています。
安倍元首相のビデオメッセージについては脇が甘いとしかいいようがなく、取り沙汰されている教団との関係というのも印象は悪い。(でも葬儀は増上寺でしたね)
でも、政治家は清濁併せ呑むところがないとこれまた困る。
政教分離を徹底しようとすると憲法改正の話になってしまうから、その覚悟を持ってやらないといけないし、(既存の)宗教で心の安定を保っている人たちへの配慮も必要。
暗殺犯については、母親が入信した経緯も話が錯綜しているけど、一度取り戻したお金を再び献金したというし、信仰というよりは依存に思える。
犯人が宗教団体への恨みを口にしていると聞いた当初に八つ当たりとアベガーのヘイトが遠因だと思って、続報でいろいろ出てきたけど、一周回って、やはり八つ当たりとヘイトの影響がある言う認識に至りました。
教団さえなければ母親が高額の献金をせず、家庭を破壊しなかったとは思えないから。
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