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2022年8月

2022年8月15日 (月)

1Q84

このところのカルトの話で思い出したのが松本清張の「神々の乱心」、そして村上春樹の「1Q84」。
「1Q84」は宗教二世の話でもある。

安倍元首相銃撃を発端に、犯人が旧統一教会(現・世界平和統一過程連合)宗教二世であったことから関連のある政治家への批判が始まっているけど、いくつか解せないことがある。
合同結婚式騒ぎの頃にテレビで見たから紀藤弁護士の顔は覚えていて、今回の件で今も活動していることを知ったのだけど、合同結婚式騒ぎ以降の30年間メディア(主にテレビ)への露出がなかったのが不可解。
午後のワイドショーを見る生活ではなく、ワイドショーを自粛していたテレビ局もあったし、テレビの放送内容を逐一ネットに上げるこたつライターもいなかったし、よほど気にしていないと目にする機会が少なくなっていたのも確かだけど、それにしても少ない。

で、ちょっとググッてみたら、宗教二世のキーワードで「1Q84」を思い出した人が結構いるようだし、それくらい印象に残る話なのだけど、刊行時に宗教二世が話題になった記憶がない。
ヤナーチェクのCDが売れたという話題は覚えているのだけど。

「1Q84」が出たタイミングで宗教二世問題を世間に訴えていたら、それなりに衆目を集めただろうと思う。
累計で860万部と、読者数を低く見積もっても旧統一教会の信者数より多いわけですよ。
でも、信者二世の生活が話題になることも、反カルト法の立案もなかった。
(有田芳生元議員は本の批評だけしている)


メディアの取り上げ方にも疑問あり。

https://www.sankei.com/article/20220814-LXVLAJURL5NPTKFBSBQOABGKRI/
情けない『文春』の統一教会叩き

新聞、テレビ、週刊誌は安倍元総理批判のために統一教会の力を意図的に過大評価しているのではないか

宗教二世は看過できない問題と思いつつ、釈然としない思いがあったので、「過大評価」は納得できる。

文春を買わなくなって久しいけれど、ここ何年かは文春砲とか浮かれて芸能人のゴシップネタに終始していた印象。
思えば文春もガーシー化していたんですね。
統一教会の特集を組むのはいいけど今まで何をしてきたんだって思う。

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2022年8月 9日 (火)

自分の正義に酔う人が嫌い

安倍元首相が亡くなって葬儀も終わっていない段階でアベガーその他が功罪の罪も問うべきと言っていたけど、今は統一教会一辺倒の報道で「功」が忘れられている。
ビデオメッセージ等のカルトとの付き合いには被害者への配慮が欠けていたけれど、 他方で拉致被害者のために尽力したのも事実。
拉致被害者は防ぎようがない状況下で拉致され、国が動かなければ日本に戻ることができなかった。

この際、カルト絡みの膿が全部出ればいいと思うけど、アベガーの思うつぼになるのも片腹痛くて。
安倍元首相支持というよりも私はアベガーが嫌いなのだとわかった。
他人の痛みがわからない人たち。
正しければ何をやってもいいと思っている。(正しくもないけど)
亡くなって初七日も過ぎないうちに不謹慎な川柳を読んだり、鎮魂の場でデモをしたり、「死んで当然」と命を軽視する発言をする。
その無神経さに虫酸が走る。

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勧誘、喧嘩、実務経験

かなり前になるけれど、アンケートと心理テストの名目で誘われてサイエント□ジーの事務所?に連れていかれて勧誘されたことがある。
2時間以上しつこく説得されて、穏便に退出しようと思ったのだけど、次第に相手が強硬な態度になってきたので、最後は口論になって憤然とその場を後にした。
何か捨て台詞を言った気もする。
口論になると火が付くタイプだから良かったけど、気が弱い人は危ないかもしれない。
暇だったとはいえついて行った自分が迂闊だったと反省しました。

サイエント□ジーの事務所?で早々渡された冊子がまんまアメコミ。
ラファエロの絵みたいな絵柄だったらうっかり目を通してしまったかもしれないけど、アメコミタイプの漫画の絵柄が大嫌いで、どちらかというと「趣味悪い」と認識しているのでその段階で嫌悪と警戒心ばりばりになったのも助かった。
嫌悪が身を守ってくれた。

アメコミの絵が嫌いなので、いわゆるマーベルの世界にはそんなに興味がないけど、俳優(主としてベネ様)と映像目当てでマーベルの映画にはたまに行きます。
なお、トム・クルーズの映画はさほど積極的に見ないけど彼の宗教は関係なく出演作その他の好みの問題です。
それを言えば日本でも信仰が取りざたされる俳優やタレントがいるけど、出演作を見るかどうかには影響しないかな。
信教を表に出したりすれば別だけど出さない限りは。

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かように勧誘された経験があるのでカルトの規制も被害者の救済もどんどん進めて欲しいけど、一方で信教の自由・思想・信条の自由があるので、違法ではないつながりを過度に糾弾するのもいかがなものかと思うのです。
選挙支援に関する↓の説明は腑に落ちるし、実質の信者数6万人程度というのは、選挙活動の支援には役立っても票田とまでは言えないと思うので。


https://news.yahoo.co.jp/articles/e0f7dc0d601e89810b0cbb35524da02adf08a475
金子恵美氏、反論の蓮舫氏に再反論「ノウハウご教示頂きたい」のチクリ

https://news.yahoo.co.jp/articles/25d342e49f8cf61e94cff27edbc237d2f6d9e2e4
蓮舫氏、旧統一教会の選挙支援認めた金子恵美氏に苦言「管理は当然」

この「管理は当然」と言い切れるところが旧民主の人たちの信用できないところ。
机上の空論ばかりで実務をやったことがないんだと思う。
そういう人に限って「わからないはずはない」とか軽々に言う。

昔、年金未納の自民党の議員を菅直人が追及したら自分にも未納があった、という大ブーメランがあったけど、これなんかも行政手続きのミスを想定していなかったから。
会社を辞めた時に市役所の窓口が年金のお知らせをくれなくて、数か月未納になった経験あり。
で、そういうことを想定できない集団が実務を語るんじゃないと思うわけです。

ただし、以後、次からは気を付けて、と思っています。

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2022年8月 7日 (日)

ワル幻想

言葉遣いが悪かったり態度がガサツな人だけど実は意外と優しい、ということはないとはいえない。
時にはいる。
いるけど、大方の言葉遣いと態度が悪い人は育ちが悪くてデリカシーがないだけである。
でも、そういうのを「飾らない」とか「率直」とか「義侠心がある」とか脳内変換してしまう人がいたりする。
それが高じて言葉遣いが良くて物腰の柔らかな人を「スカしている」とか言い出したりもする。
「育ちが良い」は本来はそれだけで賞賛に値することだけど。

ガーシーの擁護派も、暴露を期待している人の他に、柄の悪さを好意的に解釈している人もいる気がする。
でも、詐欺罪で逮捕を恐れて(つまり嘘つき)海外に逃げ、被害者をネットで曝そうとする人なのだが。
義侠心の欠片もない。暴露を始めたのも、詐欺がバレたことで距離を置いた人を逆恨みしてとのことで、逆恨みが世の中ではみっともないと思われることすら認識していないらしい。

https://news.yahoo.co.jp/articles/e73f0afe1c126876021578d02d3a97343f3ce937
音喜多議員 ガーシー議員の新作本の感想「賛否はあれど人間的魅力は高い人なのだろう」

こういう人とか。

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2022年8月 2日 (火)

リモートワークの是非

コロナ禍でリモートワークが増えて、それによるメリットもあるけどデメリットもまたある。
リモートワークに不向きな仕事と言うのも厳としてある。
運輸や接客はもちろんのこと事務でもオンラインで出来ないことは多々あるわけで。

https://news.yahoo.co.jp/articles/a37cb13e05b86dad0fbe84fede298cd1362e39b3
「100%登院しない」ガーシー、国会議員除名の可能性は?…実現すれば70年ぶり

https://news.yahoo.co.jp/pickup/6434407
ガーシー氏渡航届は不許可 参院議運委、全会一致で

国会議員もリモートでいいとか、議事堂が不要になってコスト削減とか言っているのを見たけど、先日のKDDIの障害みたいなことが起こったらどうするのだ。
ITインフラ整備だってコストがかかるんだし、

災害時とか、事情がある場合などにリモート出席を認めるのはいいけど、リモート前提の国会議員はあり得ない。
しかも議員の仕事とは無関係に滞在している国外からは論外です。

帰国したら逮捕の可能性とか、メディアが今更記事にしているけど、そんなことは選挙前から言われていたこと。
リモートが不可であることも。
詐欺師を立候補させた人間も腹立たしいけど、知っていながら「さて、どうなるか」と中立を装って報道しない自由を駆使したメディアのほうにより腹が立ちます。
党首がなんとか当選させようとあの手この手を使うのはまあ、そういうものだと思うけど、「あの手この手」の是非を追及するのがメディアの役目じゃないのか。

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