カテゴリー「災害と復興」の14件の記事

2013年9月15日 (日)

最近のつぶやきみたいなこと

☆2020年東京五輪決定。
2016年の誘致の時はかなり懐疑的だったのだけど、震災とか周辺の反日とかがあったり、2020年の誘致活動にアスリートが積極的に関わっているのを見たりしているうちに前向きに変化。
日本の「おもてなし」とか安定感を世界にアピールする機会が訪れるのは悪くないな、と。
でも、「東京に決まって欲しい」と強く思ったのは、実は最終プレゼンを見てからだったりする。
日本人はプレゼン下手だと思っていたのに、思いのほか良くて、せっかくここまでやったのなら決まって欲しいなと思ったんであった。
プレゼンで発言したもろもろのことは実現のためにしかるべく動くのでしょうから、もちろん。


☆某漫画家と編集部の直近の騒動を見ていてITツールは使い方を誤ると面倒だなと当たり前のことを改めて感じてしまった。
これに限らずTwitterを文字通り「つぶやき」と解釈して利用するのは危なっかしい。
ただ、この手のことが起こったときに「水面下でやれ」「いざこざなんて人に見せるな(自分はみたくない)」という意見がちらほらあるのが気になっている。
この件については、Twitterで流す前に当事者間でメールで問い合わせをしていれば穏便に済んだ可能性があるようだけど、トラブル自体を公にすること及びトラブルを目にすることを過剰に厭う感覚というのも問題アリじゃないかと思う。


☆(積極的な)反原発を訴える人たちって、原発がなくなった場合の生活を具体的に想定しているんだろうか。
なんとかなると思っているのか、電気のない生活を覚悟しているのか、どっち。
私は原発がなくなった場合の電気事情は相当厳しくなると思っているのですが。
「ちょっと節電」くらいでは済まないくらいに。

原発以外の発電所のリスクのまとめ
http://matome.naver.jp/odai/2130223474773227001

震災以降「もし電気がなくなったら」ということを考えた時に思い出すのがハリソン・フォード主演の「刑事ジョン・ブック 目撃者」に出てくるアーミッシュの村の生活だったりします。
映画の中の村の生活はのどかそうで二三日なら楽しそうだけど、ずっとというのは耐えられないだろうなと思う。
たとえ村人にヴィゴ・モーテンセンがいても無理。

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2012年3月13日 (火)

パンドラの箱

去年の今頃は「パンドラの箱を開けてしまったのか」と、ハラハラしながらテレビやネットで注水作業を見守りながら思ったし、ゆくゆくは原発を停止する--少なくとも新しい原発は作らない--という方向が望ましいのは言うまでもない。
ただ、即時停止を訴える過激な原発反対派には賛同できず、社会への影響を考慮するどころか被災者への労わりさえ感じられない姿勢には反発しか感じない。
立場上、原発や放射能の危険性を強調することになっているんだろうけど、それが被災地の風評被害を招くもとにもなっているから、被災地に鞭打っている放射脳の人たちとセットという印象。

放射脳(言い得て妙)の人たちは一度自分の手で放射線計で測ってみればいいのに。
公式発表の値が信じられないとしても、自分で安全だと思う場所と危険だと思う場所を何箇所かポイントを決めて測定すれば、比較くらいはできると思うのだけど。


2011年4月7日号に掲載された養老孟司と阿川佐和子の対談は、原発事故から間もない時期に読んだ中で一番腑に落ちる内容だった。
養老孟司は、科学者の見解として原発の安全は技術的な問題でコスト次第としながら、「原発は必要ない。電力の要らない暮らしに戻せばよい」とも語っていた。
養老孟司の言う「電力要らない」度合いはいささか賛成できなかったけれど、技術的に解決できる問題であるのなら、おいおい原発をなくすにしても、電力需要や代替エネルギーなど諸問題を考えながらすすめるだけの時間的猶予はあるんだなと、少し安心できたのでした。
先日、養老氏のこの発言を批判しているブログを見たのだけど、原発不要の部分はスルーで「技術的には安全にできる」の部分を逐一批判していて、なんだかなーと思ってしまった。
ちょっとでも原発の危険性を否定するのは許さん、みたいで。

即時停止を訴える人たちは、電力需要の問題には触れないし、節電を訴えるでもなく、代替手段についても触れず、ただ「原発反対」を叫ぶだけ。
電力需要や代替手段に目を向けると原発賛成の声が強まると思ってでもいるみたいだけど、それじゃ建設的な議論はできないし、耳を傾ける気にはなれない。
まあ、議論しようとも思っていないのかもしれないが。
それにしても、強硬に反対を唱えるからには、火力発電の公害、水力発電の景観破壊、風力発電の低周波公害には抗議しません、太陽光発電が不安定でも文句を言いませんという覚悟くらいはあるんでしょうね?と問うてみたい。
そこも含めて、考えていかなくてはいけないんだけど。

声が大きいだけの人たちに惑わされないようにしていきたい。

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2012年3月 7日 (水)

案ずるより測るが易し

エステーのエアカウンターS(家庭内放射線測定器)を購入。
今は特に放射線を気にしながら暮らしているわけではなく、この先も必要な事態になどならないことを願うばかりだけど、太陽光蓄電池付きランタンと同じく、まさかの時の備えとして。
で、せっかくなので家の中を測ってみたら、おおむね0.05マイクロシーベルトで、日が差している時の窓際が0.07μSv。
大気用なので食品や水は測れないけど、危険なほどの線量なら大気にも影響は出るはず・・・と、試しに野菜や果物を置いて測ってみたら、フィリピン産バナナが一番高くて0.08μSv。
バナナはカリウムが多いからねと納得。
ちゃんと反応していることもわかったし。
ちなみに福島県産のベビーリーフは0.06μSvでした。
まあ、生産者表示付きなのでもともと心配していないのですが、線量計が手元にあるのだし、自分の目で確認するに如くはない。

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2012年2月23日 (木)

放射線医が語る 被ばくと発がんの真実

著者は東大病院の放射線医。
「とにかく危険」でも「100%安全」でもなく、正確な情報を知りましょう、そして風評被害を防ぎましょう、という本。特に印象に残ったのは、チェルノブイリでは、放射能そのものよりも、放射能以外の要因(精神的ストレス、慣れ親しんだ生活様式の破壊、経済活動の制限、事故に関連した物質的損失)の影響のほうが、はるかに大きな損害をもたらした、というくだり。
ただし、繰り返しになりますが、著者は「100%安全ですよ」と言っているのではなく、放射線の危険性、注意事項にはきちんと言及しています。


私にはとても納得がいく内容だったけど、御用学者呼ばわりする人もいるらしい。
世の中には「心配したがり」で、心配することで心の平安を保つタイプの人もいて、他人に迷惑をかけなければ好きにすればいいと思うけど、恐怖心にかられていろいろと迷惑な事態が起こっているのが困りモノ。
↓これとか。
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_date3&k=2012022101133
雪遊びイベント中止に=「放射性物質心配」の声-青森の630キロ無駄に・沖縄

沖縄に避難する前に東京から新潟に一時避難した人がいるみたいだけど、日本地図を見たことがないんだろうか。。。

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2011年10月10日 (月)

競馬も復興支援

東京競馬場に行ってきました。
しょっちゅう行く場所ですが、今日は、例年なら盛岡競馬場で施行されているマイルチャンピオンシップ南部杯が開催されたので、いつもと一味違う雰囲気。
Jpn1ということで、G1よりは少ないけどG2より人がたくさんいるかな、という賑わい。
売上げの一部は岩手競馬支援に使われるとのことです。

http://www.jra.go.jp/news/201110/101001.html


ホースリンクにチャグチャグ馬っこもお目見え
P1010717


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2011年4月16日 (土)

ニュースより

先日の報道ステーションで、解説の人が「チェルノブイリもスリーマイルも非常に限定された土地の名前なのに、福島の原発は名前があまりにも広義すぎ、それが風評被害にもつながっている」という主旨のことを言っていた。
他の発言については感心しなかったものの、これについては「なるほど」と思った。
確かに、チェルノブイリは忌まわしい記憶になっているけど、周辺の地名に悪いイメージは持っておらず、福島の原発がもっと限定された名称だったら、離れた地域の風評被害はある程度食い止められた可能性がある。
もちろん、ちょっと調べればどこと隣接しているとか、どこと近いということはわかるけど、それを調べるくらいの人は今だって風評の影響は受けていないはず。
問題は詳しい地理も知ろうとしないままイメージで怖がる人たち。

遅きに失した感はあるけれど、今からでも違う呼び方をしたら良いのに。
原発関連のニュースで福島を連呼しなくなるだけでも多少は印象が違ってくるかもしれないし。
今さら町名はしのびないものがあるから、何か記号みたいなので呼ぶとか。


* * *
シドニー五輪金メダリストの高橋尚子が被災地を訪問して、一緒にストレッチをしたというニュースを見たけど、これはいいですね。
健康のためにもいいし、気分転換にもなるし。


* * *
杉良太郎に続き、石原軍団も大規模炊き出し。
印税が材料費の足しになるかしらと思ってiTune Storeをチェックしてみたけど、杉良太郎も石原祐次郎もiTune Storeにはないのですね。
渡哲也も舘ひろしも見つからなかったので、西部警察のテーマをダウンロードすることにした。
CDを買えばいいことだけど、数曲をネットでダウンロードするのは気軽にできても、守備範囲ではない音楽CDを買うのは、いかに非常時といえども葛藤があるんである。

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2011年4月 1日 (金)

プロフェッショナル

杉良太郎、車両12台で宮城へ 大規模な炊き出し&物資配布で被災地支援
http://life.oricon.co.jp/86142/full/?from_todaysnews

支援物資の量もすごいけど、入れ歯洗浄剤500個、歯みがきセット1万セット、だるまストーブ21台という品目に想像力と被災者への心遣いを感じる。

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Jヴィレッジ

Jヴィレッジといえばサッカーファンには馴染みのある施設で、そこが東電絡みで取り沙汰されていることには複雑な思い。
現在、Jヴィレッジは原発への放水や汚染水の除去に従事する自衛隊・消防隊の拠点となっているけれど、それについて週刊文春2011年4月7日号に信じられない記事が載っていた。
Jヴィレッジの客室には鍵がかけられて、自衛隊や消防隊の人たちが作業を終えて戻ってきても、シャワーも使えず、食堂での雑魚寝を強いられているという。
居心地の良い環境を提供できる施設を持ちながら、命がけの作業をしている人たちにそれを使わせないって、これが事実なら怒り心頭である。
原発から20kmの位置にあるJヴィレッジが、この先これまでどおり使えるようになるとは思えないし、もしも使えるようになるとしたら、それは今命がけで作業している人たちあってのことじゃないですか。

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2011年3月30日 (水)

自粛とか不謹慎とか

都知事が花見の自粛を呼びかけていて、ライトアップや花そっちのけのドンちゃん騒ぎは自粛でも良いと思う。
でも、花を見ながら静かにそぞろ歩くのはかまわないはず。
気持ちをしっかり明るく持たないと、復興の手助けもできなくなってしまう。
というわけで、新宿御苑で見て来た白木蓮と早咲きの桜をアップします。
Takatoh_2011

Shide_2011

Mokuren_2011


林真理子が震災の2日後に寿司を食べに行ったことを書いたブログが炎上、記事を削除して謝罪したそうで、日頃から林真理子のコラムやエッセイはツッコミどころが多く、シンパシーを欠いた人なので、そこに目くじら立てだすとキリがないくらいだけど、「不謹慎」を錦の御旗にして批判するのは反対です。
外食をしてお金を使うのも経済活動として必要なことだし、これで炎上はさすがに気の毒だと思う。
ただ、あっさり削除してお詫びしたというのはちょっと情けない。
「不愉快な思いをさせたと謝った」ということは、状況によっては林真理子も不愉快に感じて批判する側にまわるということだと思うから。
こういう時こそ消費を奨励すれば「漢」なのに。


大河ドラマ「江」への批判の中で、「今はドラマどころじゃない。製作費を義援金にまわせ」というのを見たけど、これにも賛同いたしかねる。
「江」の製作は確かに無駄だけど、ドラマを作ることは無駄じゃないと思うから。

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2011年3月28日 (月)

不思議・理不尽

私が住んでいるのは現時点で水の飲用規制のない地域なのだけど、なぜかミネラルウォーターの売り切れが続いていた。
赤ちゃんのミルクには使えない硬水まで。
以前、村上春樹が思いきったことをする喩えとして「ミネラルウォーターで歯を磨くような」と書いていたけど、それが現実になってきているみたい。
でも、そこまで放射線に敏感なら洗濯物も外に干せないと思うけど、洗濯物はばんばん外に干してあるし、見るからに花粉症の人以外はマスクも帽子もなしで歩いているから不思議。
くれぐれもコントレックスを赤ちゃんのミルクに使ったりしませんように。


利用している温浴施設で、「昨日は計画停電が中止になったのに、休んでたのよ、ここ。自主停電よ」と騒いでいる声が耳に入ってきた。
「急に停電がなくなったって、お湯の温度の管理とかいろいろ事情もあるだろうに」と思っていたら、施設の掲示物にも「計画停電が中止になっても、急には温度を上げられないため、営業できない場合があります」と書いてあったので、スタッフに文句を言った人がいたみたいである。
休業に文句を言う人は、準備不足のまま営業をしてお湯が温かったりしたら、そのことに対しても苦情を言うんだよね、きっと。

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