メラニー
「風と共に去りぬ」のメラニー役、オリビア・デ・ハビランド死去。
104歳の大往生。
妹のジョーン・フォンティーンも96歳と長寿だったけど、さらに長寿。
映画は時間的な制約もあって原作に比べて物足りなさもある。
原作のほうが先だったので映画は脳内補完しながら見たけれど、映画を先に見た人はどんな印象なんだろうかと思う。
ボニーの死からメラニーの死まではものすごく駆け足だし、メラニーの臨終の場面のスカーレットの独白もないし。。
それでも、映画の負傷したアシュレを救うためレットと芝居をする場面はメラニーの機智と肝の据わったところが見えて好き。
「とつぜん、あの閉ざされたドアの向うで、母のエレンが、もう一度死の床に横たわってこの世を去りつつあるような幻想にとらわれた。弱くて、やさしい、あたたかい心の持主の強い力がなければ、とても人生に立ち向ってはいけないとさとって、荒涼たる思いを抱きつつ、周囲の人たちといっしょにふたたびタラへ戻ったような気がした」
「風と共に去りぬ」以外ではアガサ・クリスティの「殺人は容易だ」のホノリア・ウェインフリートが印象的だった。
アメリカのTV版。
「殺人は容易だ」は英国TV版の改変(というか改悪)が酷かったし、アメリカ版をAXNミステリーで放送してくれないだろうか。
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