カテゴリー「映画(洋画)」の63件の記事

2017年2月 6日 (月)

ミス・ペレグリンと奇妙な子ども達

映画館に行かない時は数か月行かなかったりするけど、見たい映画が重なることも。
監督ティム・バートンだし、エヴァ・グリーンが出ているしということで行ってきた。
時代が近いスリーピー・ホロウといった趣き。
しばらくトトマメを食べるのを躊躇そうな場面もあったけど、それ以外は良かった。
映像は美しく、奇妙な子ども達がみんな雰囲気があって、ティム・バートンの女優選びはいつもながら素晴らしい。
体内に蜂を飼っている子がMr.ホームズに出演していたマイロ・パーカー君。
Mr.ホームズではスズメバチに刺されて死にかけていたが、今回はこういう役なのね。

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2017年1月30日 (月)

ドクターストレンジ

アメコミ映画がそれほど好きっていうわけでもないけれど、ベネディクト・カンバーバッチとティルダ・スウィントンが出るならと鑑賞してきた。
ストレスなく楽しめたし、「bargain」に「取引」という意味があることが頭に刻みつけられた。
英国ミステリーを見ていて脅迫がblackmailと知った時みたい。

ストレンジと師匠エインシェント・ワンの声を聴いているだけでうっとり。
そして、師匠の動きの美しいこと。
円を描く手の動き、ストレンジをアストラル界に飛ばす時の姿勢と、バレエを見るようだった。

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2016年7月17日 (日)

アリスインワンダーランド 時間の旅

「アリスインワンダーランド/時間の旅」を見てきました。

映画の序盤、アブソレムの声を聴いてちょっとしんみりし、エンドロールで流れたアラン・リックマン追悼メッセージにはうるうるしてしまった。
ああ、これが遺作なのだなと。

映画は、なんといってもチェシャ猫が可愛いし、タイム役のサシャ・バロン・コーエンが良い味出してる。
面白かったのだけど、一つ不満だったのが人間チェスが出てこなかったこと。
原作の「鏡の国のアリス」は荒唐無稽でシナリオ化は難しいので、「ストーリーが原作と違う」なんて野暮は言わないけど、人間チェスは出してほしかった。
前作よりも観客動員が落ちているとのことだけど、映画自体は面白いのでもったいない。
サブタイトルの「時間の旅」は内容的には正しいし、「鏡の国のアリス」にしてしまうとストーリーと乖離しすぎているけれど、原題の(そして英語タイトルの)「スルー・ザ・ルッキンググラス」は映画にも出てくるし、これをサブタイトルにしたほうが原作ファンが取り込めたんじゃないかと思う。

ティム・バートンが制作にまわったためか、ディズニーの意向が強かったのか、前作より毒が少なくなったのは残念な点。
でも、その分子ども向けには良いのかなと。
「過去は変えられない」、「努力するなら現在から未来に向けてするしかない」ということは子どもたちに伝えたいことだし。

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2016年6月13日 (月)

リオの男とU.N.C.L.E

旅行に行ってきましたが、機内で見た映画が往きが「リオの男」で帰りが「コードネームU.N.C.L.E」。
60年代の映画と、60年代の人気テレビドラマのリメイク映画と偶然にも60年代づいてしまった。

「リオの男」は昔テレビ放映されたのを一度見たきりながら面白かったという記憶が強く残っていた映画だけど、記憶にたがわず面白かった。
ハラハラする展開だけど、コミカルで肩に力が入りすぎずに楽しめるのが良い感じ。
ジャン・ポール・ベルモンドはこの頃が一番好きかも。容姿と言い軽快な動きといい、リアル・ルパン三世。
ルパン三世やインディ・ジョーンズに影響を与えたというのも頷ける。
ヒロインのフランソワーズ・ドルレアックは美しくてチャーミングで、こんな女の子だったら振り回されても何が何でも助けに行くよねーという説得力大。
フランス語の勉強も兼ねてDVDを買ってしまった。

0011ナポレオン・ソロをリメイクした「コードネームU.N.C.L.E」も楽しい映画でした。
映画館で観る映画のリストに入っていたのだけど、近くで上映していなくてあきらめた作品だったので、ここで見られてうれしい。
イリヤはデビッド・マッカラムのイメージが強いので、映画版のイリヤは若干(というか、かなり)ごつい気はしたけど、それはそれでロシア人らしいといえなくもない。
「肩のこらない娯楽アクション映画」ってヒロインが可愛いこともかなり重要だと思うんだけど、こちらのヒロインも可愛くて、60年代ファッションの着こなしが素敵。
アリシア・ヴィキャンデルって既にアカデミー賞を獲っていたのですね。
WOWOW放映待ちだけど、もしかしたらDVDを買うかもしれない。

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2016年3月27日 (日)

Mr.ホームズ 名探偵最後の事件

「SHERLOCK」を観た翌週に「Mr.ホームズ」とホームズづいていました。
といっても、ホームズが主人公でもまったくタイプは違うのですが。

「Mr.ホームズ」は第二次大戦後の英国が舞台で、93歳になったシャーロック・ホームズが記憶力の減退に苦しみながら、過去の事件の記憶を辿る。

映画冒頭、旅から戻った老ホームズが風呂敷包みを抱えて登場。
旅の行き先は広島。
日本の描写が微妙だったのは敢えて虚構らしく描きたかったのか、ホームズが現役時代に欧米の人たちが思い描いていた日本を映像化したかったのか。
でも風呂敷の柄(紫地に白い菊)とか包み方は本格的なのが面白い。
ウメザキ役の真田広之が良かったです。

原作のホームズはいくつか失敗しているし、最後に手がけた事件の関係者への思い入れの深さがホームズらしいかといえぱ疑問はあるけれど、家政婦の息子とのふれあいとか、人間ドラマの要素が濃い映画でした。
主人公はホームズじゃなくてもいいけど、悩んでいるのがホームズだから興味深いともいえる。
忘れっぽくなったホームズがカフスに名前をメモしたり、養蜂に勤しんでいたりと原作(コナン・ドイルの)の要素も随所に出てくる。
イアン・マッケランの演技は、老いた自分自身をもどかしがりながらも円熟している90代もいいし、天才の自信と危うさをのぞかせながら颯爽とした身のこなしの60代は指先までがカッコいい。フロックコート姿が素敵。
サセックスの風景がとても美しく、それだけでも一見の価値ありです。

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2015年12月 7日 (月)

黄金のアデーレ

映画「黄金のアデーレ」を見てきました。
ナチス占領下のオーストリアを逃れてアメリカで暮らす一女性が、ナチスによって奪われたグスタフ・クリムトが伯母を描いた絵画を取り戻すまでのお話。

主演のヘレン・ミレンがそれはもうチャーミング。
大戦下のオーストリアからナチスの迫害から逃れてアメリカに渡り、今は小さな衣料品店を営んで自活している未亡人。
前向きに、地に足を付けて暮らしていたのが、絵を取り戻す訴訟を起こしたことによってウイーンで過去との対峙を余儀なくされる。

「場に相応しい格好をしなくては」とTPOを尊重するマリアはいかにも良家の出という感じで、裁判その他の場で着ているスーツが派手じゃないけど趣味が良くて小物使いもいちいち素敵。
こういうおばあさんになりたい。

回想場面の第二次大戦直前のウイーンの生活の豪奢さも見ごたえがあった。
なにしろクリムトの絵が自宅のサロンに飾ってある家ですから。
現代のマリアはつつましいながらも不自由のない充実した生活を送っていたけれど、絵を取り戻しても家には飾る場所がないというのがやるせない。


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2015年9月27日 (日)

キングスマン

映画「キングスマン」を見ました。
CMで見たコリン・ファースの身のこなしとアクションがカッコよかったので。
コリン・ファースのスーツの着こなしと傘アクションシーンだけでも見に行った甲斐あり。
アクションタイプの俳優ではないと思っていたのに、あんなにキレよく美しく動けるとは、俳優ってすごい。

終盤かなり悪趣味な部分もありつつも、いえ、あるがゆえに楽しい映画でした。

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2015年3月23日 (月)

イミテーションゲーム

さほどの前知識もなく、「シャーロック」のベネディクト・カンバーバッチがエキセントリックな天才を演じるなら面白いだろうというくらいの気持ちで見に行ったのだけど、期待をはるかに越える面白さ。

ストーリーは「エニグマと天才数学者の秘密」という日本語のサブタイトルのとおり(サブタイトルのつけ方自体には異論があるが)、ドイツの暗号エニグマの解読が物語の核となっていて、その経緯ももちろん面白いのだけど、映画を見終わるとアラン・チューリングその人が気になって気になってしかたがない自分がいました。
コンピューターの概念を創った、文字通り「コンピューターの父」である人の、晩年の境遇と41歳というあまりに早すぎる死に胸が詰まります。
まあ、電子工学とか情報工学では超有名(大学では必ず学ぶ)らしいので、エニグマ解読の事実が隠されていた以外の功績は認められてはいたのだけど、もっと一般に認知・評価されて当然な人なのだなと。
なにしろ、現在私たちが享受している生活の利便性の多くを担っているテクノロジーの原型を作ったわけだから。
パソコンもスマホもチューリングなくして産まれなかった。

コミュニケーションが苦手で学生時代はいじめられるし、暗号解読チームでも孤立して、チューリングには今で言うアスベルガー症候群を思わせる部分もあるのだけど、必要になれば首相に手紙を書いたり(そして自分の意見を通す)、同僚とその親を説得したりと、処世術や如才なさをまったく持ち合わせていないわけでもないところが面白い。

それにしても、英国では同性愛が法に触れて懲役刑に当たるということは映画「オスカー・ワイルド」で知ったのだけど、あくまで19世紀のことだと思っていて、まさか50年後の、20世紀も半ばを過ぎた時代になってもそんな法律が残っていたとは思わなかった。
しかも選択肢の一つがホルモン投与なんて、かえって残酷になっているし。
ホルモン投与などされることなく、健康体でいられたら、更なる功績を残すことができただろうに、悪法も法とはいえやりきれない。

切ない話の中で救いになったのがジョーンがチューリングに言う言葉。
「あなたが普通じゃなかったから世界はこんなに素晴らしい」
この言葉と場面を思い返すたび涙が出てきてしまいます。
ここ何年か、好きな場面のある映画はあったけど、引用したくなる台詞が出てくる映画って久しぶりな気がする。

チューリングを演じたカンバーバッチの演技はとにかく素晴らしいの一言で、映画の尺も内容もキャラクターも違うけど、主人公の描き方・掘り下げ方に「アラビアのロレンス」をちょっと思い出した。

アラビアのロレンスはアラブ独立闘争中に遭遇する出来事や移り変わる政治情勢に神経をすり減らしていく経緯がドラマティック。
チューリングのエニグマ解読の功績はつい最近まで隠されていても、解読チーム解散後も順調に意欲的に仕事をしていたし、学者として順調に過ごしていたので、そこのあたりは大きく違う。
暗号解読機開発には妨害も障害もあったけれど、それによってチューリングの神経が痛め付けられたわけでもない。
少年時代のエピソードもこの人の少年時代にこんなことがあったのね、という描写で、もちろん大人のチューリングにつながる話ではあるけれど、少なくとも「少年時代にこんなことがあったトラウマでこうなった」的な描き方ではなかった。
ぎこちなかったりはしても、それなりに充実していたのだと思われる。
現代なら、いえ後10数年後ならば罪にさえならない同性愛の罪で逮捕され、ホルモン投与という物理的な影響に心身が損なわれるまでは。
だからこそ、早すぎる死に胸を衝かれ、やりきれなさを感じるのです。
前述のジョーンの台詞は、チューリングに向けているとともに、観客が感じるやりきれなさを救うものでもあるかもしれない。

第二次世界大戦から戦後10年くらいの英国の時代背景の説明も過不足なかったと思うけれど、アガサ・クリスティとジャック・ヒギンズで脳内補完した部分もありました。
クリスティだと「NかMか」、ヒギンズだと「鷲は舞い降りた」あたり。
「NかMか」では主人公トミーとタペンスの娘が軍の暗号解読部署に配属されるので、当時から女性の活躍の場があったんだと思っていたのだけど、ジョーンが最初は他の部署にいたりと、暗号解読チームに加わるには男尊女卑の壁があったというのが意外でした。

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2014年11月 3日 (月)

美女と野獣

「グレース・オブ・モナコ」の上映前に予告編を見たら面白そう。
フランス語の勉強も兼ねて観てきました。
セットや衣装の色彩と質感などが好みです。特に緑色のドレスがベルの金髪に映えて美しかった。
ヒロインが凛々しかったり、可愛い魔物が出てきたり、「この監督、宮崎駿を好きだろ」と感じるシーンがいくつかあって、それも良かった。
原作からは野獣の館をもっと瀟洒な建物(ロワールにありそうな城館)でイメージしていたのだけど、映画ではゴシック調だったのがちょっと意外。スペクタクルな展開にはぴったりだったけど。

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グレース・オブ・モナコ

ニコール・キッドマンがグレース・ケリーを演じるなら見てみたい、ということで「グレース・オブ・モナコ」を観てきました。
グレース・ケリーとニコール・キッドマンは、私の中で二大「ゴールドのドレスが似合う女優」。
それぞれ「泥棒成金」と「ライラの冒険」で金色のドレスを着ていますが、どちらも素晴らしい着こなしぶり。ゴージャスでありながら下品にならないところが素晴らしい。
映画は、「クイーン」のようなアプローチをすべき題材で「英国王のスピーチ」みたいな映画を作ろうとしてしまった感があり、謎の接写(アップではなく接写)の多用も気になったけど、ニコール・キッドマンのドレスの着こなしを見るだけでも眼福で、レニエ大公、お妃教育する伯爵など脇を固める人たちにも味がありました。
レニエ大公を演じたのはティム・ロスですが、クレジットを見るまでショーン・ペンだと思っていたのは内緒です。

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