で、今年の旅行のこと。
Fete le vin 2018。
昨秋はボルドー空港からホテルまでタクシーを利用したのだけど、今回はバスで。
空港の券売機でボルドー市内の交通機関に使える7日券を購入し、一番のバスでボルドーの市街地へ向かった。
フェス期間ということもあり、交通状況がよくわからなかったのでホテルの最寄り(といってもちょっと離れている)のバス停で降りて歩くことにした。
乗車時、バスの荷物置き場には余裕があったけど近い席が空いておらず、ちょっと離れた座席に座った。
それから人がどんどん乗ってきて全然降りない。
混雑にちょっと心配になって、Gambettaの二つ前の停留所あたりから席を立ってじりじりと荷物置き場に近づき、「Je veux prendre ma bagage(荷物を取りたいんです~)」と叫んだら皆さん通してくれた。
Merci beaucoup.
結局、一番のバスで終点の駅まで行って、トラムに乗り換えて中心街へ戻るというのが安価でかつ楽な経路であるとわかりました。
まあ、こういうことも実際に経験しないとなかなかわからない。
さて、Fete le vinは開催期間6/14~18日のうち16日から18日まで参加。
参加といっても、何箇所かあるゲートで荷物チェックを受ければ誰でも会場に入れます。
テイスティングにはパスが要るけど、入場は無料。
テイスティングパスは試飲用グラス・グラスホルダー・12回分のチケット(カード式)・ボルドー市内の交通機関の一日券がセットで21ユーロ。

テイスティンググラスとグラスホルダー。
左端の瓶は胡桃オイル。
12回のテイスティングというと、すごく多いように思えるけど、50clなのでボトル1本弱。
日本酒の試飲でも、試飲用のおちょこをもらえることが多いけど、壊れ物なので持ち運びには気を使う。
でも、ワインホルダーがあるととても楽。これ考えた人、偉いわ。
ブースはサンテミリオン・メドックなど産地別、SweetBordeauxなどワインの種類別、ワイナリー単独になっていて、各ブースで一回のみ試飲可(重複はダメ)。
飲みたいワインのボトルを指すとスタッフが試飲用グラスに注いでくれ、リモコンみたいな機器でカードをチェックするシステム。

テイスティングのチケット
チケットって紙の回数券かと思ったら、けっこうハイテク。
自分がどこのブースで飲んだかチェックできる装置もあり、Cite du vin(ワイン博物館)もそうだけど、ボルドーはITを有効利用していると思う。

随所に設置されている樽型グラス洗浄機
盛況だけど、苦痛なほどの混雑はなく、ほどよく緩い感じが楽しくて心地よい。
ストラスブールのミニビアフェスでも思ったことだけど、フランスはこういうお祭りのやり方を心得ている気がする。
2年に一度だから予定を合わせるのがなかなか大変なのだけど、「ワインには興味があるけど、どちらかというと初心者」向けな催し物だと思う。
ボルドーの各産地のワインをまんべんなく飲めるので、ワイン通も楽しいと思うけど。
グルメのほうも各種チーズのアソートプレート(ネムの葉っぱを敷いてあるのが素敵)、手削りグラニートなど充実していて、なかでも、その場で焼いた薄切りの鴨のサンドウィッチが非常に美味でした。

歩きながら食べられる生ハム
SweetBordeauxのブースがかなり人気で、黄色味の濃い甘いワインが好まれることがちょっと意外だった。
ボルドーだから赤というわけじゃないんだなと。

会場のガロンヌ河畔はたくさんの帆船も並んでいて壮観だった。

そして夜は連日花火。
到着日は疲れて花火のことはすっかり忘れて寝てしまい、ホテルの窓からかろうじてチラ見しただけ。
翌日はスマホの目覚ましをセットして仮眠をとって、絶対見逃さない意気込みで見に行きました。

最近のコメント