黄金のフルート
先日、「題名のない音楽会」を見ていて、「そういえばフルートの曲ってしっかり聴いたことがなかったな」と思い、岩城宏之のエッセイで名前を聞き覚えていたジェームズ・ゴールウェイのベストアルバムと「王の帰還」のサントラを購入。
ベストアルバムでは今のところ「Annie's Song」がお気に入り。
「緑の風のアニー」は美しい曲だけど、ジョン・デンバーの曲だからめっちゃアメリカなはずなんだけど、ゴールウェイの演奏で聴くとアイルランド民謡のような味わいがある。
「タイースの瞑想曲」やフォーレの「パヴァーヌ」などはヴァイオリンやチェロでお馴染みの曲だけど、フルートも素敵。
「王の帰還」は何度も観ているけど、音楽にゴールウェイとルネ・フレミングがフィーチャーされていることを知らなかったのは不覚でした。
「ロード・オブ・ザ・リング」の音楽は、「旅の仲間」の「May It Be」と「In Dreams」、「カザド=ドウムの橋」が好きでそればかり聴いていたのだけど、最近になって「Into The West」もいいなとしみじみ思っていたところ。
「王の帰還」のサントラを購入する良い機会となりました。
「題名のない音楽会」には某国民的アイドルの娘さんがフルート奏者として出演。
物腰とか話し方に母親の影響が感じられなかったことには好感が持てた。
今回は私がフルートの曲をちゃんと聴こうというきっかけになったけど、演奏については共演のピアノとチェロが気を使って音を出しているのがわかったので、まあ、そういう実力ですね。
丁寧で破綻のない演奏だったので、妹のパリコレ出演のように見ているこちらがいたたまれないという感じではなかったし、クラシック普及のために彼女のようなポジションの人がいるのはいいと思うので、身の丈に合った活躍の場を見つけて欲しい。
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